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MEI ERIKAWA
襟川 芽衣

ルビーパーティーブランド長
コーエーテクモゲームス取締役

海外を視野に新しいスタートを切る25年目のブランド

25年目の新たな挑戦

ルビーパーティーブランドは1994年に世界初の女性向け恋愛ゲーム『アンジェリーク』を発売し、これも世界初で、イベント、CD、グッズ、コミック等、マルチに展開し注目を集めた、女性向けゲーム中心のブランドです。実は、2019年9月に25周年を迎え、ブランドロゴをリニューアルしたんです。Nintendo Switchでの展開注力、対応ハードの拡大、各シリーズタイトルの新展開、アジアをはじめとした海外展開の本格化など、25年を節目に大きく進化していくブランドのイメージをロゴに込めました。また、パステルピンクの柔らかなロゴ色を、女性の強さを象徴するシャープで情熱的なルビー色にしています。新たな気持ちで今後さらにブランドを飛躍させたいと思います。

▲『アンジェリーク』

女性向けジャンルを海外に

数年前、アジアでゲームイベントにはじめて登壇した際、たくさんの現地ファンに情熱的で温かい声をかけていただいたんです。アジアにもこんな熱いファンの方々がいるんだと、とても感動したのを覚えています。そのことがきっかけで、アジアにもっとネオロマンスを広げていきたい!という思いでこの数年やってきました。ここ最近発表した『遙かなる時空の中で7』と「アンジェリーク」シリーズの新作については、ブランドで初めてアジアと国内で同時にプロモーションを展開し、同時発売を狙っています。ありがたいことに両タイトル共たくさんの方に注目していただき、Twitterでトレンド入りしましたし、アジアでもかなりの反響をいただきました。期待に応えられるよう頑張ります!

▲遙かなる時空の中で7

ノウハウを生かした特別仕様のホール

まもなく完成する横浜・みなとみらいの新社屋には、スタンディングで2000人を収容するライブホール「(仮称)KT Zepp Yokohama」が併設されます。もちろんこのホールでは声優イベント、VRイベント、eスポーツなど、当社のゲームイベントも多数開催する予定です。ですから、ホールの設計には大いに口を出させていただきました(笑)。通常2000人規模のホールですとホワイエが狭いことが多いんですが、そのためお客様に物販でご迷惑をおかけすることが多々あったので「ホワイエを広く!」、そして女性のお客様が多く見えるので「トイレの数を多くキレイに!」この2点については強くリクエストしました。おかげさまでホワイエはちょっとしたミニイベントやお客様同士のコミュニケーションスペースも取れるくらい広くなりましたし、トイレの数もかなり多いと思います。「(仮称)KT Zepp Yokohama」はこれまでのイベント開催で培ったノウハウを取り入れた、コーエーテクモならではの造りになっていると思います。

▲『ときめきレストラン☆☆☆ VRライブ』

多様な働き方は当たり前

ルビーパーティーは女性が多い部署ということもあって、以前から様々な働き方のメンバーが集ってゲームを開発してきました。産休明けの時短勤務でディレクターやプロデューサーを務めている女性も何人かいますし、男性もいます。時短勤務でマネジメント職を務めるには周囲の理解が必要です。自分が時短で現場にいない状況でもうまく回るプロジェクト環境を作っておくことで、周りも理解し応援してくれます。これからは介護で時短勤務や休暇を取得する人も増えてくるでしょう。仕事をしたい気持ちがある人には、よりよい環境で働ける仕組みをコーエーテクモはしっかりと用意しています。また社員同士でも育児についての情報交換を目的としたサークルがあるなど、みんなで支え合う意識は強いですね。 そしてもうひとつ、ルビーパーティーはここ最近男性の比率が上がってきているんです。新しいハードや新しいジャンルのゲームを開発していますので、それに比例しているのかもしれません。よく「女性向けゲームを中心に開発しているルビーパーティーに、男性が入ってもいいのか」という質問をいただくのですが、全く問題ないです! 女性向けだからと言って女性しか作れないなんてナンセンスです。ターゲットに合わせたゲーム作りをしっかり押さえておけば、魅力的なキャラやストーリーを作る力は男女に関係ないです。ですので、男性もぜひ遠慮なくルビーパーティーに来ていただきたいですね。

「好き」のパワーで活躍しよう

これから入社を目指すみなさんには、何に対してでもよいのですが、強烈な「好き」というパワーを持てるものを見つけてほしいですね。難しい問題に直面することがあっても「好き」という気持ちがエネルギーになって頑張れますし、多少のことではへこたれない心の支えになります。「好き」というパワーは本当にすごいんですよ。また、ゲームには様々なエンタテインメントの要素が詰まっていますので、エンタメ業界に興味のある人は、選択肢の一つとしてぜひゲーム業界に来てください。好奇心が旺盛な人、お待ちしています。

▲コーエーテクモ本社 社員食堂にて『ファミ通.com“ゲーム業界で、女性が子育てしながら働くにはどうしたらいいの? コーエーテクモ襟川恵子氏・芽衣氏に悩みを聞いてもらった”』インタビュー
ルビーパーティーブランド長
コーエーテクモゲームス取締役

襟川 芽衣

コーエー(現コーエーテクモ)の創業者である襟川陽一、恵子の長女。ルビーパーティーには襟川恵子ゼネラルプロデューサーの補佐を担当したことがきっかけで参加。「襟川恵子会長とは、よく衝突しています。お互い気が強くて、好みがまったく違うので(笑)。でも二人ともさっぱりしているので、翌日にはお互いけろっとしています(笑)」