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YOSUKE HAYASHI
早矢仕 洋介

コーエーテクモゲームス
取締役副社長

早矢仕 洋介

ゲームを愛し、ゲーム創りが
すべての中心にある会社

コーエーテクモの強みを磨いて、世界No.1を目指したい

 私たちは会社のビジョンとして「世界No.1のデジタルエンタテインメントカンパニー」を目指していますが、ではどうやって目指すか。ゲーム会社は世界中にありますし、ゲームタイトルも星の数ほどあります。その中からコーエーテクモならではといえば、日本やアジアのオリエンタルな文化や歴史を扱ったコンテンツをエンタテインメントとして発信していることではないかと考えています。「信長の野望」「三國志」「真・三國無双」のシリーズや、「仁王」シリーズがそうですよね。コーエーテクモのタイトルで武将や歴史に詳しくなった方も数多くいらっしゃるかと思います。世界の多くの方々に遊んでいただくためには、私たちの強みが何なのかを私たち自身が理解していないとゲームファンに選んでいただけない。この強みは誰か一人が持っているものではなく、社員みんなが紡いできた会社のDNAのようなものなので、これからも社員みんなで大事に未来につなげていきたいです。

▲信長の野望・新生

広がるコラボレーション

 各ブランドとも、多くのコラボレーションタイトルを多く手がけています。おかげさまで評価をいただいていて、シブサワ・コウブランドでは『ファイアーエムブレム 風花雪月』(発売元:任天堂)の一部開発を担当、ω-ForceブランドではTYPE-MOON様・Aniplex様と『Fate/Samurai Remnant』を、Team NINJAブランドではスクウェア・エニックス様の『STRANGER OF PARADISE FINAL FANTASY ORIGIN』の開発を担当させて頂いています。こういったさまざまなメジャーIPの方々とも議論しながら一緒に切磋琢磨し仕事ができるのは魅力のひとつだと思います。そしてその経験は確実に社員一人ひとりの成長につながっています。

▲『Fate/Samurai Remnant』

各プロジェクトを紡いで、未来につなげていく

 ゲーム開発には時間がかかります。2年とか3年とか、ものによってはもっとかかるものもあります。社会人人生の中の2年とか3年はとても貴重なものだと思うんです。新社会人の皆さんにとってはなおさら。だからこそ、ひとつひとつのプロジェクトに使命や目的があって、こういうことを成し遂げたいから一緒に創ろう、と明確にしたい。そうすることで、プロジェクトで得た結果が成功にしろ、イマイチの結果にしろ、次につながると思うんです。苦しい思いをしてゲームを作って、完成したら積み上げたものがゼロに戻るって厳しいですよ。ゲーム的にいえば、エンディングが終わった後でデータを引き継いで「強くてニューゲーム」をしたいじゃないですか(笑)。社員全員が人生の貴重な時間をかけてゲームを作るのですから、プロジェクトで得たものを紡いで、次の挑戦に生かせるようにと考えています。

ゲームが大好きな人ばかりの環境

 コーエーテクモは現場のみならず、経営陣もみんな、現役のゲームプロデューサーであり、開発者です。だからとにかくみんなゲームが大好き。いつもゲームの話ばかりしています。「好きこそものの上手なれ」ですね。みんなゲームが大好きだからこそ、「こんなゲームを遊びたい」という情熱をゲーム開発にぶつけ、ゲームの品質を上げています。近年は、コラボレーションタイトルも含めると、販売本数が100万本を超えるタイトルが1年に何タイトルもありますし、400万本を超えるタイトルも複数出てきました。スマートフォンゲームでも月商10億円を超えるヒットタイトルが出せるようになってきました。ただ先程の「強くてニューゲーム」じゃないですが、ヒットで得た経験を活かして「もっと面白いゲームをもっと多くの方々に届けたい!」という情熱が現場でやむことはありません。そんな社員一人ひとりの情熱が、今よりもっと面白いゲームが、今よりたくさんリリースされる未来を切り拓いていくはず。ゲームを愛する皆さんにもぜひそんな現場の力になってほしいです。

▲『仁王2』『仁王』Complete Edition

未来への挑戦

 ゲーム業界はこれからも大きく変化していくでしょう。そんな次の時代に向けて、コーエーテクモは3つの柱をそれぞれ大きく育てて行こうと思います。まず、長く愛されたIPやシリーズが数多くありますので、そのファンの方々にタイトルをお届けすること。次に、私たちの開発力を活かしたコラボレーションを展開していくこと。新しいコラボレーションをいろいろ準備中ですので楽しみにしていてください。そして最後ですが、新規IPの創発です。「三國志」を舞台とした『Wo Long: Fallen Dynasty』、新世代ハンティングゲームを目指した『WILD HEARTS』、幕末を舞台としたオープンワールドアクションRPG『Rise of the Ronin』。みんながゲーマーでゲームを愛しているからこそ、今の我々だからこそ表現できる新しいタイトルを積極的に開発していきます。そしてこれからも臆することなく新しいタイトルにチャレンジしていきます。そんな未来に向けて一緒にゲーム制作をしたい、ゲームの未来を一緒に創造していきたいという方は、ぜひコーエーテクモに来ていただきたいと思います。共に未来を創っていきましょう!

コーエーテクモゲームス
取締役副社長

早矢仕 洋介

6歳の頃に両親に買ってもらったファミコンからゲームに熱中し、大学卒業後、2001年テクモ株式会社(現・株式会社コーエーテクモゲームス)に入社。趣味も「ゲーム」。「今の仕事が「天職」だと言い切れます。ぜひ皆さんにとっても、コーエーテクモでの仕事が「天職」になれたらいいですね」。