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TOMOKAZU TAKEDA
竹田 智一

シブサワ・コウ筆頭ブランド長
コーエーテクモゲームス常務執行役員

積み重ねたノウハウでAIを磨き上げる

ロマンあふれる至高のストラテジー

シブサワ・コウは社長の襟川陽一がコーエーを創業したときから使っているペンネームです。シブサワ・コウブランドは、そのシブサワ・コウがプロデュースしてきたシミュレーション系のシリーズを手掛けていて、ストラテジーや歴史などをテーマにしたものが多いのが特徴です。シミュレーションゲームで世界ナンバー1を目指していますが、今期からは具体的に「ロマンあふれる至高のストラテジー」をコンセプトにかかげてこの目標に挑戦しています。壮大な世界観のもと、高い視点でダイナミックな戦略を楽しむゲームを今後も提供していきたいと考えています。

▲『三國志14』

AIを磨く独自のノウハウ

新作の『三國志14』を始め、特にAIに力を入れています。思考を楽しむシミュレーションゲームはAIと相性がいいので、社内で研究開発を担当している技術支援部と協力しながらどんどん磨いています。一方で『三国志ヒーローズ』というスマートフォンアプリでは、世界最高峰のAI開発を手掛けるHEROZという会社と組んで開発を行っています。もう自社他社問わず、徹底的にAI技術を高めていこうという取り組みですね。もちろん、AIを究めれば面白いゲームになる訳ではありません。AIに向いたルール、向かないルールがあるなど、面白くするためのノウハウがいろいろあって、今はこれをどんどん蓄積しています。AIを活かすことを考えて、開発工程自体も柔軟に変えているんですよ。老舗のブランドですが、常に最先端の技術を取り入れています。

▲東京ゲームショウ2019 コーエーテクモブース

世界に向けた開発体制

最近は新作を作るときに海外のスタッフがいるのが当たり前になっています。国内と海外で同時発売するタイトルが増えてきているんですね。シブサワ・コウブランドで開発を担当した『ファイアーエムブレム 風花雪月』も全世界同時に発売され、ブランドとして最高の出荷本数を達成しました。また『大航海時代Ⅵ』は、KTシンガポールと共同で開発しています。アプリやネットワーク系ゲームは、以前からアジアのお客様の目が肥えていますので、これに応えるためにアジア各国の会社とアライアンスを組んだり、各国の人材を開発チームに入れたりして制作を進めています。現場ではいろいろな言葉が飛び交ってますよ。現在はアプリ市場においても北米が占める割合が非常に大きくなっているので、アジアに限らず世界のお客様に向けて開発をしています。

▲東京ゲームショウ2019 コーエーテクモブース

自分の楽しんでいるものを伝えよう

シブサワ・コウブランドは、海外のスタッフが多く、また女性のスタッフも多いのが特徴です。世代的にもすごく幅があって、今どきのダイバーシティではないですが、いろいろな視点の意見が出てきます。議論も多角的になって、とても良いことだなと感じています。社内、社外を問わず気づきにつながるアイディアや意見は大事にしていきたいポイントですね。 ゲーム業界を目指す方は、自分が心底楽しんでいるものがあって、それを他の人に伝えたいという想いがあると思います。そういうものをぜひ、アウトプットとして表現していただきたいですね。自分はなぜこれを好きなのか、どう面白いのか、どう楽しいのかというところを、みんなで伝え合って共有して、それをユーザーさんにも心から楽しんでいただきたい。人を楽しませることは、自分がとことん楽しんできたことがあって初めてできるのかなと思うんです。ぜひ、シブサワ・コウブランドに入っていただいて、あなたが考える最高の「楽しさ」を世界のみなさんにも共有してください。

シブサワ・コウ筆頭ブランド長
コーエーテクモゲームス常務執行役員

竹田 智一

入社以来歴史ゲーム一筋。以前、海外でのプロジェクトを担当していたときのこと。関係者が三か国にまたがる中で意思疎通が上手くいかず、期日が迫る中、現地へ赴き泊まり込んで解決にあたったという。「すったもんだしてようやく信頼関係が築けて。しっかり結果も出せて相手からすごく感謝されました。やはり最後の最後はフェイスtoフェイスですね。一緒に悩んで、乗り越えて。仕事の醍醐味です」