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YOSUKE HAYASHI
早矢仕 洋介

ω-Force筆頭ブランド長/Team NINJA筆頭ブランド長
コーエーテクモゲームス取締役専務執行役員

進化を続けるお客様に楽しんでいただくため
自分たちも進化し続ける

世界No.1を目指すには

私たちはビジョンとして世界No.1のエンタテインメント・コンテンツ・プロバイダーを目指していますが、ではどうやって目指すかと考えてみると、ゲーム会社は世界中にありますし、ゲームタイトルも星の数ほどあるんですよね。その中からコーエーテクモのゲームを選んでいただけている一番の理由は、日本やアジアをはじめ世界中の文化を扱ったコンテンツをエンタテインメントとして出し続けていることではないかと考えています。『信長の野望』『三國志』『真・三國無双』のシリーズや、『仁王』がそうですよね。世界の多くの方々に遊んでいただくためには、私たちの強みが何なのかを私たち自身が理解しないとゲームファンに選んでいただけない。この強みは誰か一人が持っているものではなく、社員みんなが紡いできた会社のDNAのようなものなので、これからも社員みんなで大事に未来に繋げていきたいです。

広がるコラボレーション

ω-Force、Team NINJAともに、コラボレーションタイトルを多く手がけています。おかげさまで評価をいただいていて、Team NINJAで手がけた『ファイアーエムブレム無双』がきっかけとなって、シブサワ・コウブランドでも『ファイアーエムブレム 風花雪月』を担当するなど広がりを見せています。また、世界的に非常に人気のあるIPのアクションゲームをTeam NINJAで作ってほしいというお話もいただきました。私たちが出すゲームは世界と直接繋がっていて、海外の超メジャーIPの方とも仕事ができるのは魅力のひとつだと思います。

▲『ファイアーエムブレム無双』

3年先はどうなっている!?

世界に向けて私たちは変わり続けなければいけないのですが、何を変えていくのか、何を変えずに大事にしていくのかという決断は、すごくバランスが難しくて。またお客様からいただく意見もどんどん進化、変化していきます。例えば昔はスマートフォンで、ゲームなんか遊ぶのかという声もあったけど、今電車に乗って周りを見渡すと本当に多くの方がゲームをしているじゃないですか。この価値観の変化は5年くらいのことで、あっという間です。ゲームをひとつ作るのに3年ほどかかりますから、2つ作っているうちに時代が変わるので常に置いていかれていないか、未来はどのようになっているかということを考えています。それと同時にそれが本当にお客様が求めている、潜在的に遊びたいと思っていただけるゲームなのか、自分たちの独りよがりじゃないのかと気を配っています。

各プロジェクトを紡いでいく

ゲームは今言ったようにすぐにはできないんですよね。2年とか3年とか、ものによってはもっとかかるものもあります。私は40歳になりましたが、新社会人になってから40歳になるまでにゲームを何本作れるかというと、実はそんなに多くないんです。そう考えるとみなさんの社会人人生の中の2年はとても貴重なものだと思うんです。だから、ひとつひとつのプロジェクトに使命や目的があって、こういうことを成し遂げたいから一緒に作ろう、と明確にしたい。そうすることで、プロジェクトで得た結果が成功にしろ、またイマイチの結果にしろ次に繋げると思うんです。苦しい思いをしてゲームを作って、完成したら積み上げたものは0に戻るって厳しいですよ。ゲーム的にいえば、エンディングが終わった後でデータを引き継いで「強くてニューゲーム」をしたいじゃないですか(笑)。社員全員が人生をかけてゲームを作るのですから、プロジェクトで得たものを紡いで、次の挑戦に生かせるようにと考えています。

転換期がやってくる

ここ1、2年でまたゲーム業界は大きく変わると思っています。その転換に向けて、3つの柱を考えています。まず、これまでのシリーズのIPファンの方々にしっかりとゲームをお届けすること。次に、私たちの開発力を生かしたコラボレーションをこれからもしっかり展開していくこと。実際、新しいコラボレーションをいろいろ準備中ですので楽しみにしていてください。そして最後ですが、ゲームの遊ばれ方が変わるときは、新しいIPが生まれる瞬間でもあると思っています。これからも私たちは新しいIPにいくつもチャレンジしていますのでそんな未来に向けて一緒に制作をしたいという方は、ぜひコーエーテクモに来ていただきたいと思います。

▲『2017.09.03 @lolesports EULCS』/『DEAD OR ALIVE FESTIVAL 2018』
ω-Force筆頭ブランド長/Team NINJA筆頭ブランド長
コーエーテクモゲームス取締役専務執行役員

早矢仕 洋介

Team NINJAで「DEAD OR ALIVE」シリーズ、『仁王』など、多くのタイトルでプロデューサーを務める。子どもの頃から自分がゲームの世界に入ったように錯覚できるアクションゲームに魅せられていた。「画面のなかのキャラクターと一緒に、自分の身体が動いちゃう。なんかこう……いくら遊んでも飽きないんです(笑)」