株主の皆様には、平素より格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。

ゲーム業界におきましては、新型ゲーム機の発売により国内の家庭用ゲーム市場が9年ぶりにハード・ソフト共に前年度を上回りました。ダウンロード販売やスマートフォンゲームなどのデジタル分野も拡大傾向にあります。

当社グループは経営方針「IPの創造と展開」のもと、5つのブランド別組織体制へ移行し、各ブランドの特徴を活かしてグループ全体の企業価値向上に取り組んでまいりました。エンタテインメント事業では、『仁王』がワールドワイドで100万本の販売を達成し、グローバル戦略タイトルとして新規IPの立ち上げに成功いたしました。また、株式会社スクウェア・エニックス様と共同で開発したスマートフォンゲーム『DISSIDIA FINAL FANTASY OPERA OMNIA』が好調なスタートを切っております。  このようにヒット作に恵まれた一方で、クオリティ向上のため複数タイトルに発売、配信時期の遅れが発生しました。この結果、売上高、営業利益及び経常利益は前年度を下回りましたが、当期純利益は経営統合以来7期連続の増益となりました。

第9期においては前期の反省を活かし、品質・納期・コスト管理の徹底により当社グループの信頼回復に努め、社員一丸となって最高益の更新に再度チャレンジします。また、新ブランド「midas(ミダス)」を設立し、スマートフォン市場において新規IPの創発に取り組みます。

今年は「テクモ50周年」、「ω-Force20周年」、「アトリエ20周年」と、当社にとって重要な節目を迎えます。「テクモ50周年」では、最先端技術を搭載した最新VR筐体『VRセンス』を、「ω-Force20周年」では『真・三國無双8』を、「アトリエ20周年」では『スペシャルライブ』をすでに発表しており、今後もファンの皆様に喜んでいただけるよう様々な展開をいたしますので、どうぞご期待ください。

株主の皆様には、引き続き一層のご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

平成29年6月
代表取締役社長
襟川 陽一