株主の皆様には、平素より格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。

上半期においては、品質向上のため一部タイトルの発売を下期へ延期したことにより、営業利益は期初に想定した計画を下回りましたが、『討鬼伝2』や『進撃の巨人』海外版をリリースしたことに加え、『信長の野望201X』などのスマートフォンゲームが堅調に推移したことで、売上高と営業利益は前年を上回りました。

ゲーム業界の動勢を見ますと、AR(拡張現実)技術を活用したスマートフォンゲームが世界中で爆発的な人気となったほか、新ハードの登場が続くなど大きな盛り上がりを見せており、ゲーム業界の更なる成長が期待されます。

このような経営環境において、経営基本方針「IPの創造と展開」を更に進めるため、今期から従来の分野別セグメントを「エンタテインメント」セグメントへ統合し、その中に5つのブランド別組織を設けました。ブランドの特徴を活かした事業展開を積極的に行い、IP価値の最大化に取り組んでおります。

下半期におきましても、新作タイトルを成功させてまいります。私がゲーム制作を手がけてから35周年となることを記念したタイトル『三國志13 with パワーアップキット』や『仁王』をはじめとして、大河ドラマ「真田丸」で話題の武将・真田幸村を描いた『戦国無双~真田丸~』、さらには『無双☆スターズ』など、数多くリリースいたします。
また、「PlayStation®VR」や「Nintendo Switch」などの新ハードにも対応し、通期での過去最高の業績達成に向け、全社員一丸となって取り組んでまいります。

また、2019年度に、グループ経営統合10周年の記念事業として横浜・みなとみらい21地区に建設されるオフィスとライブハウス型ホールを取得し、コーエーテクモゲームス本社を移転することを10月に発表いたしました。新しい施設にて、今までにない新しい挑戦を行い、更なる成長と発展につなげてまいります。

株主の皆様には、引き続き一層のご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

平成28年12月
代表取締役社長
襟川 陽一