人と仕事を知る

ゲームの中で
オブジェクトが動く
その感動を味わえる仕事

早﨑 HAYASAKI
  • CGデザイナー

憧れの"ビジュアル"に関連する仕事

美術大学を卒業したあと、「就職するなら好きなことの一部に関われる仕事に就きたい」と考えていました。一番好きなことは絵を描くことなのですが、それをそのまま仕事にしてしまうと、壁にぶつかった時の精神的なダメージが大きいのではないかという懸念もありました。

そんな中で見つけたゲーム業界のCG部門は、まさに自分の好きなことの延長線上にある仕事でした。中でも大ファンだった『戦国無双』シリーズを手がけるコーエーテクモを志望。もともと戦国時代が好きで、当社が創り出すビジュアルのファンでもあったのです。さらに面接を通じて、堅実な社風を感じたことが決め手となり、入社しました。

CG部のものづくりをさらなる高みへ

CG部には、モデリング、シネマティクス、UI、エフェクトなど多くのチームがあり、そのすべてのチームと横断的に関わるのが、私の所属するテクニカルアーティスト(TA)チームです。多様な経験を積み、高度なスキルを持つ精鋭たちが集まるTAチームの役割は、CG部全体の"ものづくり"を底上げし、さらなる高品質化・高効率化へと導くことです。

その中で私は、キャラクターモデリングとアニメーションに深く関わる業務を担当。具体的には、モデリング業務前に行う、キャラクターを動かすための骨組み設計やツール環境構築などのセットアップ業務や、3Dモデルに骨組みと関節を仕込んでアニメーションを動かせる状態にするリギング業務などを行っています。この仕事の影響範囲は広く、責任も重いですが、その分自分の手がけた成果を広い範囲で確認できることに大きなやりがいを感じています。

よりリアルなゲーム体験を届けるために

最近の仕事で特に印象に残っているのは、2026年2月6日に発売された『仁王3』に携わったことです。『仁王3』は、『仁王2』の魅力を引き継ぎつつ、完全に新しいアクションゲームとして生まれ変わった作品です。

この開発において、私は「敵のボスキャラがまとう大きな肩よろいを、破綻なくきれいに動くようにしてほしい」という要望を受け、その仕組みづくりを担いました。ユーザーにとって、防具のグラフィックやディテールのこだわりはゲームへの没入感を高める大きな魅力です。そのこだわりをしっかり表現できれば、よりリアルなゲーム体験を味わってもらえるはず。そう思いを巡らせながら仕込みをし、のちに大画面上で狙い通り肩鎧が滑らかに動くことを確認したときは、言葉にできないほどの感動を覚えました。

心強かったのは、周囲の支え

CG部のキャラクターモデルチームに所属していた入社7年目に、1年2カ月間の産休・育休を取得しました。チーム内に同じように産休・育休を経て復帰した先輩たちがいたため、いろいろと相談でき、安心して産休・育休に入れました。

ただ、フルタイムで復帰した直後は自分が想像していたよりも大変でした。復帰と同時にキャラクターモデルチームから現在のTAチームに異動となったことに加え、子どもが度々風邪を引いてしまい、仕事と生活のリズムを構築するだけで精一杯だったのです。しかし、子育てに非常に理解のある上司や、新しい業務のスキル・ノウハウを丁寧に教えてくださる熟練の先輩方、そして私の業務を快くサポートしてくれる後輩たちの存在に助けられました。周囲の支えのおかげで徐々に業務に集中できるようになり、直近ではリーダーからシニアリーダーへの昇進も決定。「育児と両立しながらやり遂げられた」と、深い感慨を覚えています。

TAの能力が最大限発揮される職場を

実は、このあとすぐに2回目の産休・育休を取得する予定です。1回目の経験があるため手続きなども熟知しており、今回はまったく不安はありません。復帰予定は約1年後です。復帰後は、家族のサポートを得ながら仕事と子育てを両立し、TAとしての技術をさらに深掘りをしていきたいと考えています。また、TAチームのマネジメント業務にも力を入れ、精鋭メンバーたちの能力が最大限発揮される環境づくりにも貢献していきたいです。そしてゆくゆくは、管理職に就くのが私の目標です。

子どもたちにとっては「近過ぎず、離れ過ぎない、程よい距離の親」でありたいと願っています。将来、子どもがコーエーテクモのゲームをプレイするようになり、その横で「この動き、お母さんがつくったんだよ」と伝える未来を想像すると、今からワクワクが止まりません。

とある1日のスケジュール

  • 8:30

    子どもの送迎

  • 9:00

    出社、メールチェック

  • 11:00

    キャラクターモデルについて社内打ち合わせ

  • 12:00

    昼休憩

  • 13:00

    プロジェクトの定例会議

  • 14:00

    アニメーションリグ製作

  • 15:00

    キャラクターモデルとモーションモデルについて社内打ち合わせ

  • 16:00

    アニメーションリグ制作リテイク対応

  • 17:00

    退社、子どもの送迎


    ※出社時の事例です。在宅勤務時は勤務時間を調整しています。