CROSS TALK

番外編


産休・育休 座談会

西脇 さとみ

エンタテインメント事業部
シブサワ・コウブランド
プログラマー
2008年入社

ソーシャルゲームのメインプログラマーを担当。様々なプラットフォームで運営されるサービスに日々向きあっている。2児の母。

霧生 智美

エンタテインメント制作本部
CG部
CGデザイナー
1999年入社

ゲーム中で使用される映像や、CMなどの宣伝映像を制作するチームで、主に制作管理を担当。2児の母。

鈴木 キャロル

マーケティング本部
グローバルマーケティング部
プロモーション
2011年中途入社

ゲームのプロモーション業務を担当。主にアメリカの販売子会社との窓口を務めている。1児の母。

山添 晃慈

エンタテインメント事業部
ω-Forceブランド
プランナー
2009年中途入社

アクションゲームの開発でプランナーを担当。本座談会には育休を取得した男性の立場で参加。2児の父。

チームメンバーがサポートしてくれています

福利厚生のなかでも「産前産後休業」「育児休業」は、人材の重視やライフワークバランスの観点から大事な制度です。でも実際のようすはどうなのでしょうか。制度の利用経験者から様々な職種の社員が集まり、自らの体験を語り合いました。

※対談内容は2018年度時点のものです

産休・育休取得時のエピソードを聞かせてください

山添:取得したのは2人目が産まれた時で2年前です。妻が早めに入院することになったので、2歳の長女の面倒を見るため出産を挟んで2カ月取りました。

西脇:男性の取得者って何人くらいいたんですか?

山添:その時、私の周りでは2、3名いらっしゃいました。私は2カ月でしたが、もっと長く取得されている方もいたようです。

西脇:「取りたい」って言った時の周りの反応はどうでした?

山添:ちょうど大きな動きのない時期だったこともありますが、スムーズでしたよ。

霧生:娘さんとの2人暮らしはどうでした?

山添:2カ月間、1日中ずっと一緒でしたから。とても充実した時間でした。

霧生:食事とか大変じゃなかったですか? イヤイヤしたり。

山添:楽でした。好き嫌いもなく、よく食べてくれて。

霧生:うらやましい~(笑)。

鈴木:私の場合、予定していた時期からからなり前倒しで産休に入らざるを得なくて、チームのみんなも焦ったと思います。情報のシェアは少しずつ始めていたんですが、引き継ぎとかの時間も取れなくて。

西脇:周りの反応はどうでした?

鈴木:家族持ちと女性比率が高い部署だったこともあって前向きにサポートしてもらいました。感謝しています。

霧生:キャロルさんは、カナダからいらっしゃいましたよね。カナダの産休制度ってどんな感じですか?

鈴木:産休・育休は1年間で今の日本と似ていますね。アメリカはもっと短いんです。現地のバイヤーから「1年間も休むなよ!」とか言われたりして(笑)。

霧生:アメリカは短いんですね。

鈴木:日本に来て「日本もカナダと同じように取れるんだ」と知ってほっとしました。

霧生:私は2回取得させていただきました。出産前に襟川恵子会長と仕事をする機会があって「産休を取ってどんどん休みなさい。戻ってきて働けばいいんだから!」とおっしゃっていただいて。

鈴木:私も似たようなことを言われました。

霧生:そのおかげで「休んでいいんだ」、「仕事に戻ってきていいんだ」という気持ちになれたのはありがたかったです。

西脇:コーエーテクモは、経営トップ2人がご夫婦で、襟川会長も子育てしながら仕事をしてこられたから率先してくれているんですね。

霧生:それでも上司に話に行く時は不安だったんですけど、「おめでとう」って喜んでもらえて(笑)。2回目は「取得させていただきます!」って感じでした(笑)。

西脇:私はこれまで2度利用させてもらいました。

霧生:今日集まった中では、取得の時期が一番早いとか。

西脇:そうみたいですね。最初は8年くらい前。当時の上司にとって初めての経験で、こっちだって初めて。相談できる先輩もいなくて、あーでもないこーでもないとスケジュールを立てていたことを思い出します。

霧生:ドタバタぶりが浮かんできます(笑)。

西脇:2度目の時は、さっさとスケジュールを組んで上司に送りました。私のほうが詳しいので(笑)。

鈴木:それは頼もしい(笑)。そのノウハウは共有する価値があるんじゃないですか。

西脇:初めて産休を取得する方から参考にしたいと相談されて、当時の資料を送ったりしています。

山添:先輩の経験が受け継がれるのはいいですよね。休むほうも、送り出すほうも、助かるはずですから。

仕事と子育てのマルチタスク生活はいかがですか?

西脇:1人目の時は時短(短時間勤務)を利用していたんですが、2人目の時は使っていません。18時定時に出ればお迎えになんとか間にあうので。それでも18時までという制約があるので、集中して仕事に取り組むようになりました。

霧生:私は16時までの時短を利用しています。それ以降に業務が残ることもあるんですが、チームメンバーがサポートしてくれています。これまでより周りに感謝する事が多くなりました。そのせいか「丸くなったね」とよく言われます(笑)。

鈴木:出産を経験してチームのありがたさを実感しました。私の場合、近くに家族や親戚がいないので、子育ては社内婚の主人との共同作業。

西脇:産休・育休に対する理解度は格段に深まってきましたね。1人目の時はまだまだで「西脇さんは、早く帰っちゃうからなー」とか言われたりして。今はそんなことないから。

山添:みなさんの経験が会社の経験値になって一緒に成長してきたんだと思います。直近の職場復帰率は100%なんですよね、これはすごいな、と思います。

西脇:山添さんは復帰後、何か変わりました?

山添:子どもたちとのコミュニケーションを意識するようになりました。起きている間に帰りたいので仕事の効率を前以上に考えるようになりましたね。

霧生:娘さんも変わったんじゃないですか? 2カ月パパと一緒に居て。

山添:いや~、まったく変わらないです(笑)。

当社グループの「出産祝い金」制度について

西脇:1人目が10万円、2人目が20万円の祝い金が会社から支給されるんですよね。

霧生:3人目以降は、200万円という。

西脇:3人目以上の支給を受けた方は20人くらいいるんですよね。

鈴木:みんなすごい。私なんて1人でもういっぱいなのに。

霧生:友人に言うと驚かれます。「じゃ、3人目産みなよ!」とか(笑)。

山添:私は子どもの兄弟は多いほうがよいと考えていたのでありがたい制度だと思います。知り合いの経営者に話したら「それはよい制度だ」となって、その会社でも導入したら反響がよかったと感謝されました。

霧生:前向きな気持ちになりますよね。それに仕事面のサポートがあるのは助かります。我が家は毎日が戦争みたいですから(笑)。

西脇:わかります(笑)。

山添:これらの制度は、会社が出産・育児をポジティブに捉えているよっていうメッセージですよね。ライフステージに合わせた働き方が考慮されていて、とてもよいことだと思います。



産休・育休関連データ
<出産祝い金>
・支給額:第一子 10万円、第二子 20万円、第三子以降 200万円
・支給実績:200万円受給者数 25名(2019年1月1日時点)

<育児休業>
・育休取得率:女性100%(2013年度から過去5年連続 )/男性21.1%(2017年度実績)
・職場復職率:女性100%(2017年度実績)/男性100%(2017年度実績)

<時短勤務制度>
・小学校3年生終了まで最大3時間の時短が可能