MEMBER社員の声

CG designer

MAYU INOSE

誰にも気づかれないけど、心地良いこと。それが優れたUIデザインです。

猪瀬 真由

開発支援本部
CG部
CGデザイナー
2005年入社

無双シリーズのキャラクターモデリングやキャラクターデザインなどの業務を経て、『ONE PIECE 海賊無双3』『妖怪三国志』のCGディレクターを担当。一日中デスクワークなので、休日はダンスで身体を動かしてリフレッシュしている。

アニメーション制作からゲームへ

美大を卒業してから1年くらい、就職せずにアート系のアニメーションを作ってコンペに出していました。在学中から作り始めて「結果が出るまでやってみよう」と思っていたんです。 ひと区切りついて就職を考えたとき、どうせなら好きなことを仕事にしたいとコーエー(現コーエーテクモゲームス)に応募しました。『真・三國無双2』が、全キャラクターをレベル99にするくらい大好きだったんです。試験に持っていった自作アニメーションを評価してもらえたようで、運良く入社がかないました。先にゲーム会社へ就職していた友人から「みんな寝袋でゴロゴロしている」などと聞いて覚悟していたのですが、実際にはそんなことはなくて。寝袋なんて見たことありません。ちゃんと家に帰れますよ(笑)。

「つくりこみ」へのこだわり

入社後はキャラクターの3Dモデルを担当しました。女性キャラクターを作るのが楽しくて、女性の身体のすみずみまでこだわりぬいて作っていました。その想いがお客様に届いたのか「コーエーの女性キャラは魅力的でかわいい」とお褒めいただいたときはうれしかったですね。

衣装もこだわって作っています。もともと服飾が好きで、趣味で和服のイラストを描いたり、着付けを勉強したりしていました。ゲームキャラクターの衣装はありきたりの形だと印象に残りません。インパクトがあるアレンジが必要になります。着物の場合でも、パリコレや民族衣装、動植物など、異なる分野から着想を得ることも多いです。鎧・着物の構造や史実を意識しつつ、柔軟な発想ができるよう心がけています。

キャラクターデザインを手がけるきっかけ

入社時からキャラクターデザインをやりたいと思っていたのですが、キャラクターデザインチームでもなく駆け出しの私が入る隙間なんて、当時はありませんでした。デザイン案を集めている横で「いいなぁ、いいなぁ」と言っていたら、あるときCGディレクターが「描いてみたら?」と声をかけてくれて、コンペに参加できました。チャレンジする意欲を見せるとチャンスをくれる社風をそこで感じました。

今はデザインを募集する立場になったので、幅広く声をかけるようにしています。みんな描くことが好きな人ばかりですから、忙しくても参加してくれるのがありがたいですね。楽しんで描かれたデザインは、パワーがあって面白い案が多いです。

作り上げていく喜び

仕事では絵コンテやカットシーン作りも担当したこともありました。いろいろな業務に関わってきたおかげでCGディレクターを任せてもらえるようになったのだと思っています。CGディレクターは開発メンバーと、CG各パートのリーダーと一緒にゲームを作り上げていきます。ビジュアルの方向性を決めるのが仕事なので、責任は大きいですがやりがいを感じます。

よく「企画に入りたい」という美大出身の方がいますが、CG部で専門スキルを身に着けた後に、CGディレクターになって開発と近いところで仕事をするのも楽しいですよ。ゲームの開発中はやっぱり体力的にも精神的にも大変でつらいこともあるのですけれど、終わってみると不思議と「楽しかったなぁ」って感じます。頼れる仲間と一緒に作り上げていく高揚感や充実感は一人では決して味わえない喜びです。

いつも自分自身を最新の状態に

コーエーテクモゲームスは、何かにとことんこだわれる人なら活躍できる会社だと思います。だから学生時代には「自分だけの引き出し」を増やしておくことをお勧めします。私の引き出しは子供の頃、かっこいいと感じるアニメをコマ送りで見ていたこと。「こんなふうに動いているんだ」って感心していたんです。ちょっと暗いですけど(笑)。いいと思ったものは、スクラップブックに集めたり、録画したりして、いつでも見られるようにしていました。

そんな執着心が、今になってゲームのCGを作る際に役立っています。 お客様に新しい体験を提供するには、自分自身も最新の状態にしておく必要がありますから、私は流行しているものはジャンルを問わずチェックします。かわいいな、かっこいいな、美しいな、って感じたら目に焼き付けて、自分なりに消化するようにしています。もう癖のようになっていて、映画を見ていてもカメラワークやエフェクトが気になって疲れちゃうんですよ(笑)。