TOP INTERVIEWトップ インタビュー

MEI ERIKAWA
襟川 芽衣

ルビーパーティーブランド長
コーエーテクモゲームス取締役

目指すはトップランナー。

女性の夢を形にする

ルビーパーティーブランドが世界初の女性向けゲームである『アンジェリーク』を発売したのは、今から24年前。とにかく女の子の好きなものをつめこみました。

▲『アンジェリーク』

―主人公は金髪に赤い服のガーリーな女の子。部屋はピンク。まわりにはギリシア神話に出てくるような美しい男性キャラクターたち。そんな彼らに支えられ、時には甘い言葉をささやかれるー 当時の女性の憧れを形にしたわけです。

女性向けゲームは、ユーザー層の広がりとともに大きな進化を遂げています。私たちルビーパーティーでも、これまでの形にとらわれず、新しいスタイルのゲーム開発に取り組んでいます。男性キャラクターと恋愛とはまた違った関係性を育んだり、男性同士の絆を楽しんだり、あるいは主人公が男性というゲームも企画中です。
海外への発信にも力を入れています。アジアでは「金色のコルダ」シリーズのゲームやアプリをリリースしています。いずれは世界中の女性の心を捕らえる男性キャラクターを生み出し、ルビーパーティーというブランドをグローバルに広めたいですね。

VRライブで広がる新しい可能性

メディアミックスにも早くから取り組んできました。キャラクターソングのリリースやコミカライズ、グッズ、そして声優イベントの開催。今となってはどれも定着していますが、『アンジェリーク』を発売したころはそういった展開をしているゲームはなかったですね。そんな中でお客様にもっとキャラクターを好きになっていただきたいと、知恵をしぼってアイデアを形にしてきました。
その新しい展開として、今もっとも力を入れているのがVRライブです。モニターの中にいたキャラクターとリアルに会えるということで、開発当初から手応えは感じていたのですが、実際にVRライブの会場に集まったファンの皆様の歓声を聞いて、間違っていなかったと確信しました。今後はさらに進化させ、よりリアルな体験をお届けするつもりです。

▲『ときめきレストラン☆☆☆ VRライブ』

個々のライフスタイルを大切に

私たちの開発現場は、女性が6割以上をしめる華やかなフロアです。女性は意見交換することで新しい発想が生まれるので、とにかく明るく賑やか!時にはヒートアップすることもありますが、そんな時は”守護聖”様のように頼れる男性陣が、冷静に論点を整理して話が進む、という絶妙なコンビネーションを見せています。
それぞれのライフスタイルを尊重することも大切にしています。例えば、育児休暇後の社員は時短勤務になることが多いのですが、そのことで自分が周囲に迷惑をかけているなんて思ってほしくない……胸を張っていてほしいんです。そこで、育児中でも能力が高くやる気のある社員にはディレクターやプロデューサーを任せ、プロジェクトの協力のもと、家庭との両立をはかってもらっています。そうすることで、若い社員も「どんなライフスタイルでも活躍できるんだ」と安心して仕事に励めるわけです。
こうした取り組みは、女性のためだけではありません。男性でも育児休暇の取得率は上がっていますし、今後は介護休暇を取る方も増えてくるでしょう。仕事とプライベートのバランスがとれてこそ、クリエイティブな発想が生まれるのですから、万全の態勢でバックアップしていくつもりです。

そのひらめきを実現するために

ルビーパーティーブランドでは、意欲ある社員には経験を問わずチャンスがあります。年次の若い社員が、経験豊富な先輩に支えられてメインプランナーやディレクターとして活躍することも珍しくありません。新しいアイデアに対する強い熱意を持っている方々の入社を楽しみにしています。私たちと一緒に、そのひらめきを形にし、世界に送り出していきましょう。

▲コーエーテクモ本社 社員食堂にて『ファミ通.com“ゲーム業界で、女性が子育てしながら働くにはどうしたらいいの? コーエーテクモ襟川恵子氏・芽衣氏に悩みを聞いてもらった”』インタビュー
ルビーパーティーブランド長
コーエーテクモゲームス取締役

襟川 芽衣

コーエー(現コーエーテクモ)の創業者である襟川陽一、恵子の長女。子供の頃、歴史シミュレーションゲームは「難しくて大人のゲーム」と敬遠していた。中学生のとき、周りの男子達が「面白い」と盛り上がっているのが悔しくて、改めて「信長の野望」をプレイして「ハマった」。ルビーパーティーには襟川恵子ゼネラルプロデューサーの補佐を担当したことがきっかけで参加。