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KENICHI OGASAWARA
小笠原 賢一

ω-Forceブランド長
コーエーテクモゲームス常務執行役員

ブランドのキーワードは「チャレンジ」

グローバルをターゲットに制作進行中

ω-Forceは、アクションゲームを中心にラインナップしているブランドです。代表的なタイトルは無双シリーズですね。また無双シリーズのシステムを活用して他社のIPとコラボレーションしたものなど様々なアクションゲームを世に送り出しています。ですがアクションに限っているわけじゃなく、「真・三國無双」のIPを活用した麻雀ゲームを作っていたり、『采配のゆくえ』という関ヶ原の戦いを舞台にしたシミュレーションとアドベンチャーを融合させたオリジナルタイトルにチャレンジしたりもしています。

ω-Forceは今、海外の販売比率を伸ばしている状況で、昨年度は国内4割、海外6割でした。国内と海外の市場規模の比率を考えると、海外の割合はまだまだ伸ばせると思っているんでこれからも力を入れていきますよ。具体的なタイトルはお伝えできないのですが、世界で人気のあるグローバルIPとのコラボレーション企画も複数進行してます。ω-Forceが武器とする爽快なアクションゲームシステムを使ってIPの新しい魅力を引き出し、ω-Forceのゲームの楽しさをグローバルに広げていこうと意気込んでいます。

▲『2015 GAME STAR』/『London MCM Comic Con 2017』

心動かされる楽しさは最先端の技術で

ω-ForceはExtremeなゲームを作るので、いつもプログラム的にハードの限界に挑戦しています。そのため技術支援部(技術を研究する部署)と一緒になって、高いレベルで最先端にチャレンジする機会が多いので、プログラムを組む人にとって楽しくてやりがいがあるんじゃないかなあ。私も入社時はプログラマーでしたし、大学でせっかくプログラムを勉強してきたのだったら、まずはプログラマーからスタートするのがオススメです。ゲームデザインに対して強く発言したいと思うタイミングでプランナーに変わることは普通にあるし、そのほうが技術的側面もしっかり把握できると思っています。

仕事の時間は幸せであるべき

ω-Forceでは新人への教育にはものすごく気を遣って取り組んでいます。時間はかかっても、教育を通じてω-Forceの強みを共有していく必要があるんですよ。
あと、仕事は大変なこともあるけれど、エンタテインメントコンテンツを作っているので、楽しくなきゃいけない。仕事の時間が、社員1人1人の幸せな人生の時間になるようにと心がけています。ゲームの仕事は、若い頃だけガ―ッと働くのじゃ私はダメだと思っていて、人生の年輪と同じように、ライフスタイルとともに仕事の仕方や取り組み方も変わるべきです。良いものを作る瞬発力と同じくらい、安定的に続けていくということも大切です。
ライフスタイルというと、女性の方は産休して復帰できるのか、実際のところどうなんだという不安があると思うんですけど、当社の育休取得率は100%です。特別なことでもなんでもなくて、ベースがフランクな気風なので普通におかえりって(笑)感じですね。

▲『最も多い操作可能なキャラクターを持つハックアンドスラッシュゲーム』(Most playable characters in a hack-and-slash videogame)として、ギネスワールドレコーズ™より世界記録認定

代名詞となるようなシリーズを出したい

ω-Forceの将来ですが、アクションとは違うジャンルにおいても、突き詰めた新しい驚きや衝撃と、心動かされるような楽しさを持ったゲームを作りたいなと。そのジャンルでも“無双系”のように新しい言葉になるくらいのインパクトを持ったシリーズを世に出したいですね。

▲『信長の野望の野望30周年コンサート』にて

皆さんはエンタテインメントコンテンツを作ることを志して入ってくると思いますが、学生の皆さんそれぞれが自分の人生で驚いたり、心動かされたり、楽しかったり悲しかったり、その記憶一つ一つがコンテンツの種になります。しかも、昭和に育ったおっさん世代の私から見ると、発想できないようなものを見聞きして成長してきていると思うので、自分の体験に自信を持って仕事に取り組んでほしいな。今の時代はこれが楽しいんだっていうところを思いっきりぶつけてきてほしいです。

ω-Forceブランド長
コーエーテクモゲームス常務執行役員

小笠原 賢一

ω-Forceタイトルの多くのプロデューサーを務める創設以来のメンバー。野球に明け暮れた高校時代、友人宅でプレイした『信長の野望』が「心に刺さってハマってしまった」。「無双シリーズ」だけでなく『BLADESTORM』や『采配のゆくえ』など、気がつけば「本当に合戦ばかり扱っているんですよね」。