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TOMOKAZU TAKEDA
竹田 智一

シブサワ・コウブランド長
コーエーテクモゲームス常務執行役員

これからも道を切り開く「先駆者」でありたい

人気も開発体制もグローバルに

「シブサワ・コウ」というのは、社長の襟川陽一がコーエーを創業したときから使っているクリエイターネームです。このブランドは、シブサワ・コウが立ち上げてプロデュースしているシミュレーション系のシリーズをはじめ、ストラテジーや歴史など壮大なロマンのあるテーマを扱うコンテンツが特徴なんです。実はシブサワ・コウ自身はベースプレイヤーで、毎年の新人歓迎会では全社員の前で役員がバンドを組んで演奏してるんですが、私はドラム担当なんですよ。というわけで、それこそ業界に嵐を呼びたいって虎視眈々と企んでいます。

▲『コーエーテクモ 役員バンド』

昔からたくさんのタイトルを海外に向けてリリースまたはサービスをしてきた実績がありますが、最近はブランドのIPを使って、アジアのメーカーさんと一緒に新しいゲームを作り出すチャレンジで素晴らしい結果が出始めています。特に「三國志」は中国・台湾・韓国などアジアで非常に人気のあるIPなので、ものすごい成果を上げているんですよ。コーエーテクモのタイトルは海外でも知名度があって、「プレイしてましたよ!」と大変多くの方から声をかけてもらえますね。

▲『三國志13』

シブサワ・コウブランドは、開発体制もとてもグローバルなんです。シンガポールや天津、ベトナムの仲間たちといつも一緒に仕事していますよ。当社は日本企業なので、現地で採用しても日本に興味を持っている応募者が多いですね。戦国にものすごく詳しいプランナーがシンガポールに居たり。ユーザーさんもどんどんグローバルになってきていますし、そういう意味でも地域の壁はなくなってきたのかな、と感じてます。

▲コーエーテクモ シンガポール社員と

AIとシミュレーションは相性がいい

AIにも積極的に取り組んでいて、『信長の野望・大志』では本格的にAIを組み込みました。これは東京ゲームショウでも披露したんですが、コンピューターが今どんなことを考えて何をしようとしているのか画面に表示してみたんですよ。そうしたら、ああ、だからここにこう来たのか、みたいなAIの行動の裏にある考えがわかって、とても面白かったんです。人間だったらこう判断するよねといったところをもっと積み上げていったら、本当にすごいものになるんじゃないかな、という手応えはありますね。

▲東京ゲームショウ2018 コーエーテクモブース

既に発表されていますが、HEROZさんというAIの企業と共同プロジェクトを立ち上げています。詳細についてはまだ発表できないので、乞うご期待(笑)。AIとシミュレーションは非常に相性が良いので、かなり面白いものができると思っています。これは世界をにらんだ取り組みなので、絶対に成功させたいですね。
うちは若いうちから経験値のたまりやすい環境です。ジャンル展開やプラットフォーム展開も積極的に進めていて、コンシューマー、モバイルオンラインを問わず幅広く手がけているので、身につけられる技術の幅が広いですし、サービス運営や分析などの経験も積めます。他社さんとの協業も多方面で取り組んでいて視野が広げられることも多いので、成長できるポイントはたくさんありますよ。

シミュレーションで世界ナンバー1を目指す

今後のシブサワ・コウですが、もっともっとグローバルに展開していきたいですね。歴史のようなテーマに感じられるロマンや、戦略を考える楽しさは万国共通なんですよ。人間の根本はどの国でも昔から変わらないな~みたいなところがあって。たとえ架空の物語でも、人間の腹黒い部分や権謀術数といったドラマは世界の歴史を参考にしているものは多くて、そういった面白さって国に関係なく伝わるので、挑戦できそうなテーマはまだまだたくさんあると思ってます。

とにかく、年齢を問わずいつまでも遊べる、また親子でも一緒に遊べるような、幅広い人たちが長く楽しめるコンテンツをどんどん作っていきたいと思っています。もちろん歴史だけでなく、シミュレーションやストラテジーのジャンルで世界のトップメーカーをめざしますので、同じような思いを持たれている方、ぜひ一緒に仕事をしましょう!

シブサワ・コウブランド長
コーエーテクモゲームス常務執行役員

竹田 智一

学生時代はバンド活動にどっぷり漬かって過ごす。理系学部でプログラム専攻だったが、当社の歴史SLGに出会い人生が一変する。入社以降、プランナーとして歴史ゲーム一筋。昔、担当していたゲームの開発初期バージョンで面白さを表現できず、社内から厳しい評価が集まった。「そのなかに基本ルールを変更したらって意見があったんですよ。こだわりの部分だったのですが、「待てよ?」ってなって、ちょっと試してみたら、ブレイクスルーしたことがあって。思い込みで可能性を潰していたな~と、しみじみ思いました」以来、反対意見にもニュートラルな気持ちで耳を傾けることを大事にしている。