CROSS TALK

ブラザー対談 Vol.3

MIHOKO SUGACG Designer×TOMOKO HARA CG Designer

須賀 美保子

開発支援本部
CG部
CGデザイナー
2017年入社

キャラクターモデル制作を担当。2Dで描かれたデザイン画をもとに、ゲームに登場する3Dモデルを作成している。幼少の頃からゲームやアニメーションのキャラクターに関心があり、自らキャラクターを作ったり動かしたりすることのできる仕事を探して、コーエーテクモゲームスへ入社した。

原 知子

開発支援本部
CG部
CGデザイナー
2009年入社

主にキャラクターモデル制作を担当。作品によって違うキャラクター表現方法の研究や仕様決定をおこない、制作の管理をしている。ゲーム業界はイラスト制作のスキルを生かせると思い入社したが、そこで未知の分野だった3DCGに出会う。「やり始めたら面白くて、すごくハマってしまいました(笑)」

「いい先輩にめぐり会えたなって思いました」「めっちゃいいこと言う(笑)」

なんとブラザーは、アルバイト時代の「席が近いお姉さん」だったのです。数奇な運命に操られた2人のブラザー時代に迫ります。

「ブラザー制度」新入社員をマンツーマンでサポートする教育制度です。新入社員ごとに指導にあたる先輩社員を選任しています。

※対談内容は2018年度時点のものです

2人の初めての出会いは?

原:初めて会ったのは須賀さんがアルバイトの時だったよね。

須賀:内定が出た後、都合がつくならCG部でバイトしませんか、と声をかけられまして。

原:席もけっこう近かったし、大学の後輩だったので、ちょっと気にはなっていました。

須賀:最初の印象は「席が近くのお姉さん」だったんですけど、原さんから話しかけてきてくれたんですよ。そこで「気さくなお姉さん」に変わって、お話をしてみると知識量がすごくて「仕事のできるお姉さん」で落ち着きました(笑)。

原:須賀さんの第一印象は、けっこう活発だな、って感じだった。

須賀:そんなに活発だったかなぁ。内心はドキドキでしたよ。まだ入社前のバイトだし歳が近い人も少なかったので、大学の先輩がいてくれてよかったぁ、と思っていました。

原:まさかブラザーになるとは思いもせず(笑)。

須賀:その頃の2人には知るよしもないって、感じで。

原:当時はお互い違う作業をしていたので時々すれ違うくらいだったから、人柄がつかめたのはブラザーになってからです。

須賀:印象は変わりましたか?

原:活発な印象は変わらなかったかな。仕事上では、チャレンジ精神があるところがすごくいいな、と思いました。難しいことを避けないというか、むしろぶつかっていくような。それから、飲み会に率先して参加してくるところとか(笑)。

須賀:そこですか。

原:「二次会行くぞ!」となったら、もう自分から「じゃあ次のお店はここです!」みたいな(笑)。──とにかく、元気なのは間違いない。

須賀:なんか照れますね。大人になってから「元気だね」って言われると(笑)。

ブラザー時代を振り返って

原:同じプロジェクトを担当していたから、ブラザーというより一緒に仕事をしていたという印象のほうが強いかな。今もそうだしね。

須賀:隣で同じ仕事ができたおかげで、知識だけじゃなく考え方やCGデザイナーとしての姿勢まで学べたのはラッキーでした。原さんって、マイナスなことを言わないじゃないですか。それで前向きに取り組めました。

原:はい、そこは気をつけていましたから。

須賀:「あれやって」「これやって」じゃなく、「どのキャラを作ってみたい?」って聞いてくれるんですよ。「この人かっこいいから作ってみたい」とか、そんな些細な動機でも許してくれて(笑)。愛着を持ちながらキャラクター制作ができました。

原:キャラクターに対する愛情はとっても大事ですから。

須賀:やっぱり“キャラ愛”ですよね(笑)。とにかくキャラクターが好きで、キャラと一緒に仕事ができるところはないかなと思い、コーエーテクモゲームスへ入社したようなものなので。“キャラ愛”は私の原点なんです。

原:この仕事、キャラへの愛情を忘れたらもったいないですよ。面白さの半分以上を捨てているようなものです。それに、愛情のあるなしはできあがりに影響すると思っているので。なんて言うのだろう、ぴったりくるのは……心意気?

須賀:それそれ、それです!(笑)

ブラザー制度を経験してみてどうでしたか?

須賀:いつでも質問できる人がいる、っていうのは安心感がありますよね。配属されたばかりの頃って、何もかもよくわからないので。

原:仕事どころかオフィスの使い方もはじめは謎だよね。食堂の使い方とか、勤怠の登録方法とか。

須賀:「クーラーの温度変えてもいいですか?」とか(笑)。ブラザーがいてくれると、無駄な不安がなくなって仕事に集中できるんじゃないでしょうか。

原:会社に馴染むのも早くなると思う。

須賀:新入社員のブラザーになるってどんな感じですか? 私も将来なるかもしれないので教えてください。

原:反面教師な部分があってもいいんじゃない? 「私みたいになるな」って(笑)。それから私の場合、全部の質問に自分で答えない、ということは心がけていました。盗むなら一番詳しい人から盗むべきだと思うので、自分よりも適任者がいるなら、その人へ繋いであげるといいと思うよ。

須賀:確かに、これは誰々さんに聞いたほうがいい、ってアドバイスもたまにもらっていました。

原:あと、10年も社会人をやっているとだんだん若い世代の気持ちがわからなくなるので、よい情報源として活用させてもらっていました。「今、何が流行っているの?」とか(笑)。

2年目の仕事はいかがですか?

須賀:うまくいかなくて悩んだりもしますけど、楽しんでやれていると思います。今の仕事を簡単に説明すると、2Dのデザイン画を3Dモデルにすることなんですが、完成に近づいてきたモデルを360°から見回してみて「ああ、ちゃんと生まれてきてくれた」って思えた瞬間が好きです。

原:作ったモデルにアクションや声がついて、どんどん生き生きしたキャラになっていくのもうれしいよね。

須賀:“キャラ愛”が爆発します。それにはまず自分がいいモデルを作らないと始まらないので、やりがいを感じます。

原:仕事が楽しいのは何よりです(笑)。これからやってみたいことって、何かある?

須賀:まだ3タイトルしか手がけてないので、「これっ」というのは決められないですが、当社はタイトルによってフォトリアルやアニメ風やデフォルメなど作風が異なるじゃないですか。いろいろなタイプの表現を手がけていきたいですね。

ブラザー時代に言いそびれたことがあったらどうぞ

原:今の「うれしい」という気持ちや“キャラ愛”とかキラキラした部分を忘れずに、新しいことに挑戦していってほしいと思います。だんだん責任の重い仕事も増えてきて悩むこともあると思うけど、「いいものを作るんだ」という気持ちがぶれてなければ、けっこう乗り切れるものだから。

須賀:原さんを初め、皆さんの一生懸命良いものを作ろうという気持ちが伝わってきて、「私も負けられない」と思い、夢中で走った1年でした。

原:何かプラスになったなら私もうれしいです。

須賀:原さんの隣で仕事をしていると、解剖の本で人体について調べたり、最新の情報を取り入れたりしているのがよくわかって。「こんなにできるのにまだまだ勉強しているんだ」って驚いて、「いい先輩にめぐり会えたな」って思いました。

原:めっちゃいいこと言う(笑)。

須賀:こういう大人になりたいと思って。

原:なんておだて上手。できが私と違う。

須賀:よかったです。原さんがブラザーで。

原:まあまあ、そのくらいにしてください(笑)。私のほうこそ、1年間楽しくブラザーをさせてもらいました。どうもありがとう。