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MEI ERIKAWA
襟川 芽衣

ルビーパーティーブランド長
コーエーテクモゲームス取締役

目指すはトップランナー。

女性向けだけではない、ゲームだけでもない

ルビーパーティーブランドは、他のブランドと少し違っていて、ネオロマンスゲームをはじめとした女性向けゲームを中心に開発している「開発チーム」に加えて、キャラクターソングCDやイベントを担当する「制作チーム」、グッズや攻略本を担当する「商品チーム」が所属しています。女性向けゲームのブランドとして知られていますが、実はゲーム開発だけでなくメディアミックスまで独自に展開できるのもルビーパーティーブランドの特徴です。他ブランドタイトルのメディアミックスも担当しているため、常時たくさんのプロジェクトが走っていて、とてもにぎやかで活気のあるブランドなんです。

こだわりと多様性が発想の源

スタッフの7割近くが女性、特に企画はほぼ女性です。女性向けタイトルに、同性だからこそわかる機微を生かす、というのがルビーパーティー誕生時からの基本方針です。和気あいあいとしていますが、スタッフはみな強いこだわりを持って取り組んでいます。よりよいものを生み出したい、という明確な意志を持った芯の強い人が多いですね。また、女性が多い職場なのでワークスタイルの多様性は特に大事にしています。たとえば、出産後に時間短縮勤務でディレクターをしている人もいます。ネオロマンスゲームが目指しているのは女性に元気になってもらうこと。多様な生き方をしているスタッフの存在は、発想の源になっていると思います。

女性向けゲームのトップランナーに

ルビーパーティーの第一作『アンジェリーク』は1994年発売。以来、女性向けゲームのパイオニアとして道を開いてきましたが、近年は存在感を出せていません。そこで今は、ルビーパーティーが名実ともに女性向けゲームのトップランナーになることが目標です。新規ネオロマンスタイトルの開発はもちろんのこと、既存タイトルの横展開にも力を入れています。今進めているネオロマンスゲームのアジア進出もその一環です。さらに、昨年から始めているVR技術を使用した、バーチャルライブも今後グレードアップしていきます。また、『進撃の巨人 死地からの脱出』のように、ネオロマンスで培ったノウハウを生かしたコラボレーションタイトルを今後強化していきたいですね。6ブランドの中では小規模ですが、手がけるプロジェクト数はトップクラスです。だから若手にもどんどん制作を任せていきます。前向きな人にはピッタリだと思います。

アイディアを形にする練習を

ゲーム会社を目指すならアイディアを形にする力を持ってほしい。どんなにいい意見、発想でも考えているだけでは不十分です。つたなくてもいい、手段も問いません。とにかく人に見てもらう形にすることが大事です。次に大事なのは、コミュニケーション力。型どおりの話かもしれませんが、個人で完結できる仕事はありません。コミュニケーション無しに仕事は回りません。難しいことではないのです。人の話を聞く、考えをきちんと伝える、「一方通行」ではなく「双方向」にしよう、ということです。今から心がけていけば、社会人になったとき必ず役に立つと思います。

ルビーパーティーブランド長
コーエーテクモゲームス取締役

襟川 芽衣

コーエー(現コーエーテクモ)の創業者である襟川陽一、恵子の長女。子供の頃、歴史シミュレーションゲームは「難しくて大人のゲーム」と敬遠していた。中学生のとき、周りの男子達が「面白い」と盛り上がっているのが悔しくて、改めて「信長の野望」をプレイして「ハマった」。ルビーパーティーには襟川恵子ゼネラルプロデューサーの補佐を担当したことがきっかけで参加。