CROSS TALK

ブラザー対談 Vol.1

RISA SHIMAMURAPlanner× YASUMASA KOSHIKARI Planner

島村 梨沙

エンタテインメント事業部
ω-Forceブランド
プランナー
2015年入社

文学部文学科卒。小説家志望だった大学時代から一転してゲーム業界に飛び込んだ新卒社員。趣味だったゲームやアニメの知識と大学で学んだ文学的素養を活かし、キャラクターづくりやシナリオ制作を志す。現在、ブラザーである越仮の指導のもと、シナリオやキャラクターに関連する仕事を担当している。

越仮 康雅

エンタテインメント事業部
ω-Forceブランド
プランナー
1998年入社

旧コーエー時代から従事するベテラン。これまで3人のブラザーを育てており、熟練された師匠感さえ漂う。理路整然とした考え方やアドバイスは、島村が抱える仕事上の悩みに、的確な解決の糸口を示してくれる。また、CGデザイナーからプランナーへ職種を転向しているため、社内の顔が広く、あらゆる社員に慕われている。

ゲーム業界にはびこる悪しき慣習を無くしていこう。

ゲーム業界では、「繁忙期になると何日も家に帰ることができない」という話を聞くことがあります。クリエイティブな仕事は終わりがなく、時間がある限り、続けられてしまうことも事実。だからこそ、クリエイターにとって、時間と体調の管理は、大事なスキルの一つなのです。そうはいっても、ついつい張り切り過ぎてしまうのが新卒社員。まだ自分のスキルやキャパシティーの自己把握ができていない新入社員を、ブラザーが業務量を調整してあげることで、無理のない成長を支えられる仕組みを作っています。

※対談内容は2015年度時点のものです

どういう経緯でお二人がブラザーとなったのですか?

越仮:ブラザーの決定までは、まず管理職の方々が新入社員と面談を行い、新人のやりたいことや適性を見ます。その上で、一番能力が発揮できそうなプロジェクトに配属され、職種や業務内容から適当なブラザーに決定されるという流れです。
ただ、ブラザーになることの連絡は、直前ということもあります。一度、「この子よろしくね」って言われていきなり連れてこられたこともありました(笑)。

島村:私のときも面談を受けたので、しっかりと人選してくれているんだな、と思いました。でも、決定の連絡はそんなに直前なんですね(笑)

越仮:突然言いわたされることもあるってだけだよ。それに、島村の時は事前に話があったから、ちゃんと、準備も心構えもしっかりできてた。

島村:なるほど。でも、配属初日に「忙しいから、詳しい説明は明日ね! それまでこれ見ておいて!」って資料や本をドンっと渡されてほったらかされて…。実はちょっと不安になっていたんですよ。

越仮:そうだったね。ごめんごめん(笑)。あの日は本当に忙しくって、時間がなかったんだよ(汗)。

島村:たしかに数日後には、何事もなかったようにゆっくり丁寧にご説明いただけましたから大丈夫です(笑)。

お互いのはじめて会ったときの印象は如何でした?

越仮:正直、見た目もほんわかしてるし、きっとのんびりした子なんだろうなって思いましたね。

島村:逆に私は、理路整然としていてカッチリした人だなって思いました。私にはない強みだったので、その点を重点的に学ばせていただこうと思いました。

越仮:うんうん。島村の個性は、そのほんわかしたムードを持っているところなんだけど、それだけじゃダメで、しっかりと仕事にもメリハリをつけていかなくちゃねって話をしたよね。

島村:はい。スケジュール管理とか数字の計算とかが本当に苦手なので、教えていただいています。

今のお二人の仕事内容を教えてください。

越仮:私たち開発部署は、プログラマーとプランナーで構成されていて、ゲームの企画、開発を担当しています。企画の立案から仕様の作成、実装という流れが主な仕事です。

島村:その中で私が担当しているのが、キャラクターやシナリオなど、ゲーム中のストーリーに関連する部分です。キャラクターはこれまで育ててきた設定が厳密に決められているので、「このキャラはどんな台詞を言うだろう」「この場合どういった行動をとるだろう」といったことを考えながら、物語を作ったりするんです。

越仮:島村はさらっと話してますが、実は大変な仕事で、ベテランだからできるというものでもありません。キャラクターというのは非常に重要な要素ですし、性格だけでなく口調や行動原理なども把握しながらストーリーを構築するというのは、センスが必要なんです。

島村:もともと、コーエーテクモの作品が大好きだったので、コーエーテクモらしいキャラクタライズを心得ていたのが良かったのだと思います。中には大好きなキャラクターもいるので、彼らのシチュエーションを考えている時間は本当に至福なんです。

越仮:それと、文学を学んでいたという点も影響しているよね。ちゃんと伝わる文章を書けるというのはとっても強み。本来新卒社員というのはメールの書き方から学ぶものだけど、島村はそこをすんなりクリアすることができた。島村は本当に優秀なんですよ(笑)。

仕事の醍醐味を教えてください。

島村:キャラクターを生かした物語などを考えること自体、本当にむずかしいのですが、それと同じくらい大変そうだと思うのが、他の方とのやりとりです。今は、越仮さんが間に入ってくれることが多いのですが…。

越仮:そうだね。キャラクターやストーリーといったものに携わるとなると、他部署や社外の方とのやりとりが多くなるんですが、これがなかなか大変なんです。例えば、イラストを社外の方に依頼する場合、その方の作家性をうまく引き出す必要があるんですが、「こうしてください」って縛りすぎてしまうと作家性がなくなってしまう。でも、ある程度は狙いを伝えないと、コンセプトと違うものになることもある。

島村:イラストの設定を考えたときも、キャラクターをきちんと理解して、ファンの方が喜んでくれるシチュエーションはどんなものだろうと考えたものと、まったく違うものが上がってきたときは、戸惑いました。

越仮:狙ったものから大きくはずれていなければ、「カッコいいから、これでOK!」ということもありだよ。自分が伝えたことが最適な解答ってわけでもないから、そこは作家さんに頼るという選択肢もあるよ。その天秤のかけ方も新卒社員が悩むポイントだよね。

島村:永久に悩み続ける気もしていますが(笑)。

越仮:同じく(笑)。でも、作家さんたちと仕事していく中で、自然とクセや考え方がわかってくるよ。

どんな仲間と働きたいですか?

島村:意固地でない人がいいと思います。「○○じゃない」とか「それはちがう」など、否定から入るような人は、コーエーテクモの良さを吸収できないのではないかと思います。コーエーテクモの社員は個性あふれる人ばかり。そういった方々から学びたいのであれば、自分の意見に固執しすぎない方がよいのではないかと思います。

越仮:確かに、どんな仕事や意見もポジティブ変換できる人は強いよね。でも、一方で譲れないものを持っていることも重要。そのためには目標設定が鍵を握ります。目標を明確に持つことで、どうやったら達成できるかタスクを設定できる。そのタスクを一つひとつクリアにしていくことが、“成長”につながるんだよ。

島村:さすが越仮さんですね(笑)。

越仮:(笑)。でも、島村の言う通り、与えられた仕事を“いかに楽しいものにしていくか”と考えるのはとっても大事。そこでグチグチ言っていてもしょうがない。目の前の成長のチャンスを逃しているだけだからね。

島村:肝に銘じます(笑)。

越仮:でも、島村は愚痴を言わなすぎだよ(笑)。もっと私を頼っていいかもね。

島村:えー、そうなんですね。じゃあ、恋の話とか相談してもいいですか?

越仮:そこは、私の方がわかりません(笑)。